Report業界研究記事
2020.11.27
じぶん以外の、だれかの力―KAIGO MY PROJECT体験ワークショップに参加して(コミュニティの力を考える)ー
なんだかさいきん、やたら忙しい。@fukushigotoです。学校の授業に課題にインターンにバイトにボランティアに・・・前回の記事で、「生き方を変えたい」だのなんだのって書いていたのに(涙)。結局この、バタバタとせわしない生き方が好きなのかもしれません。認めたくないけど。
「忙殺」という言葉がありますが、あまりにも忙しいと、じぶんのなかの何かを殺しているような、何かが死んでいるような、そんな心持ちになります。「忙」の字なんてもう、「心を亡くす」ですからね。心、ご臨終ってわけです。
そんな時に、もっとも亡くなりがち(見失いがち)なのが、「そもそもなんで、これをやっているんだっけ?」という目的感なのかもしれません。心がご臨終していると(ご臨終なさっているわけですから)、そのことに気づくことすらできないのですが。
わかりやすい例ではないかもしれませんが、わたしが担当しているツイッターなんかは、まさに目的を見失いがちなしごとのひとつです。めっちゃ時間かけた!頑張った!(涙)ってツイートほどスルーされますし、逆にどうでもいいフリートの方が反応が良くて、なんでやねん(涙)ってなったり。
本来の目的を忘れて、目の前のタスクやそれによる反応に心が振り回されていると、心は一気にご臨終レベルに到達。「ご愁傷様です」と近くの人に肩を叩かれてやっと、「あぁ・・・わたしはもう死んでいる(CV:神谷明)」なんて気づく(ホラー)。
◯じぶん以外の、だれかの力
忙しさの渦に巻き込まれて、じぶんの力ではもうどうにも抜け出せなくなった時(あるいは抜け出す気力すらなくなった時)、じぶん以外の、だれかの力が必要になってきます。
「介護の仕事研究室オンラインセミナーVol.1」でお話を伺う、秋本可愛さんが発起人のKAIGO MY PROJECT は、「じぶん以外の、だれかの力(≒コミュニティの力)」を使って、目的や目標という光を見つけ、だれかと一緒にその方向へ向かっていく、そんなプロジェクトです。
◯♯KAIGOMYPROJECT って?
“自分自身の想いや問題意識をもとに、何か新しいことを始めてみたい人、あるいは既にはじめている人を応援する連続ワークショプ(中略)。
マイ・プロジェクト(マイプロ)とは、慶應義塾大学SFC井上英之研究室から始まった教育手法です。自分の生活、学校、仕事の中で感じている小さな疑問や違和感、問題意識に焦点をあて、そこから生まれてくる想いからプロジェクトを創ります。そして、マイプロに取り組む仲間同士で成功、失敗、変化を共有し、支え合いながら第一歩をアクションします”。(出典:https://heisei-kaigo-leaders.com/projects/kmp/)
実際に、KAIGO MY PROJECTの体験イベントに参加してきたのですが、見るからに優しそうなお姉さんとお兄さんが出迎えてくださり、オンラインで初対面とは思えないほど、とても和やかで楽しい時間を過ごすことができました。
◯(もう一度)じぶん以外の、だれかの力
そして、この体験イベントに参加して感じたことは、「じぶん以外の、だれかの力」の大きさでした。
わたしがインターンで取り組んでいること、ツイッターのこと、そもそもなんでこの会社を選んだのかということを、ひとつひとつ開示していくごとに、見失っていた「目的感」の光がだんだんと差し込んできた気がしました。
また、別の参加者の方のお話を伺うなかで、じぶん以外のだれかの力を積極的に頼ったり、甘えたりすることが、そういえば苦手だったなわたし、ということを思い出しました。
でもなぜか、このワークショップでは、じぶんの弱さもひっくるめて開示してみたくなる(甘えたくなる)雰囲気がある。名前も顔も、さっき知ったばかりの人たちなのに。いやむしろ、だからこそなのかも。
家族や友人でもなければ恋人でもないし、学校や職場の人でもない。ほとんど関係がない関係性の人達だからこそ、肩の力を抜いて、じぶんのことを語ることができる。忙しい日々のなかで忘れていたじぶんの想いを、何にもとらわれず素直に言語化できたことで、もう一度大切な宝ものを手に入れたような、あたたかい気持ちになりました。
◯KAIGO MY PROJECTの発起人から、リアルタイムでお話を伺います。
「介護の仕事研究室 Vol.1」のゲストとして、KAIGO MY PROJECTの発起人である秋本可愛さんをお迎えします。
日時は、11月29日(日)の19時から21時です。
ZOOMを使用したオンラインでのセミナーです。全国どこからでも参加ができます。
お申込や詳細はこちらから:https://kaigo.f2f.or.jp/seminar/51/